クラウド型データプラットフォームとして急速に普及しているSnowflake。
Snowflakeを導入する際に必ず理解しておきたいのが エディション(Edition) です。
Snowflakeには複数のエディションがあり、それぞれ利用できる機能やセキュリティ、コストが異なります。
この記事では Snowflake公式ドキュメントをベースに
- Snowflakeエディションの違い
- 各エディションの特徴
- どのエディションを選ぶべきか
を現役エンジニア視点で図解を使ってわかりやすく解説します。
※この記事は Snowflake完全ガイドシリーズ第4回です。
前回の記事を読みたい方はこちらからご覧ください。
Snowflakeエディションとは
Snowflakeでは、利用できる機能やセキュリティレベルによって複数のエディション(Edition) が用意されています。
主なエディションは次の通りです。
Standard Edition
Enterprise Edition
Business Critical Edition
Virtual Private Snowflake
エディションが上がるほど
- セキュリティ機能
- データ保護
- 高度な機能
が追加されます。
Standard Edition
Standard Edition はSnowflakeの基本エディションです。
主な用途
- 小規模データ分析
- PoC
- 基本的なデータウェアハウス
特徴
- 基本的なSQL分析機能
- 仮想ウェアハウス
- データ共有
- 半構造化データ対応
多くの企業では 最初にStandard Editionから導入するケースが多いです。
Enterprise Edition
Enterprise Edition は最も多くの企業が利用しているエディションです。
Standardとの主な違いは
- 高度なデータ管理
- パフォーマンス機能
- 長期データ保持
です。
主な追加機能
- マルチクラスターウェアハウス
- タイムトラベル延長
- クラスタリング
マルチクラスターウェアハウス
大量のクエリが同時実行される環境で自動的にクラスターを増やして処理性能を向上させます。
BIユーザーが多い企業では非常に重要な機能です。
タイムトラベル延長
Snowflakeには Time Travel という機能があります。
これは、過去のデータ状態に戻れる機能です。
Enterpriseでは保持期間が延長されます。
Business Critical Edition
Business Critical Edition は高いセキュリティ要件がある企業向けです。
特徴
- 高度なデータ保護
- 強化されたセキュリティ
- コンプライアンス対応
セキュリティ強化
Business Criticalでは
データ暗号化
ネットワーク分離
セキュア環境
などが強化されています。
そのため 機密データを扱う企業で利用されます。
Virtual Private Snowflake
最上位のエディションが、Virtual Private Snowflake(VPS)です。
特徴
完全分離環境
専用インフラ
最高レベルのセキュリティ
通常のSnowflakeはマルチテナントですがVPSでは 専用環境になります。
エディション比較
エディションの違いを簡単に整理すると次の通りです。
| Edition | 主な用途 |
|---|---|
| Standard | 基本的なデータ分析 |
| Enterprise | 大規模分析・企業利用 |
| Business Critical | 高セキュリティ |
| Virtual Private Snowflake | 専用環境 |
まとめ
Snowflakeには複数のエディションがあります。
Standard Edition
Enterprise Edition
Business Critical Edition
Virtual Private Snowflake
エディションが上がるほど
- セキュリティ
- データ保護
- 高度な機能
が追加されます。
Snowflake導入時は
用途とセキュリティ要件に応じてエディションを選択することが重要です。
次の記事
次の記事では Snowflakeの料金モデル について解説します。
Snowflakeは従来のデータベースとは異なり従量課金モデルを採用しています。
次の記事では
- Snowflakeの課金の仕組み
- 仮想ウェアハウスの料金
- ストレージ料金
- コスト最適化のポイント
などを 図解を使ってわかりやすく解説します。
Snowflakeを利用する上で非常に重要なポイントなので、ぜひ続けて読んでみてください。


