こんにちは!みなさん、野球の勝敗って「運」もあるけど、実は得点と失点だけで勝率を予想する方法があるって知ってましたか?その名も「野球版ピタゴラスの定理」です。
ピタゴラスの定理って何?
まずはおさらいです。
学校で習った「ピタゴラスの定理」といえば、

ですね。直角三角形の辺の長さを求める公式です。
でも今回紹介するのは、名前が似てるだけの野球の勝率予想公式。
実はこれ、アメリカの野球統計学者ビル・ジェームズが考案した方法で、かなり精度が高いと評判なんです。
野球版ピタゴラスの定理って?
アメリカの野球統計学者ビル・ジェームズが考案した公式で、以下の式で表すことができます。

つまり、そのチームが得点と失点をどれだけしてるかだけで勝率を予想できるんです。
⚾中日ドラゴンズを例に計算してみた

※ピタゴラス勝率=得点² ÷(得点²+失点²)
中日ドラゴンズの過去5年を「ピタゴラスの定理」で分析してみると、毎年理論勝率より実際の勝率の方が上という結果になりました!
特に2020年は+0.079とかなりの乖離。これは投手力と僅差ゲームでの粘り強さが数字に表れていると言えます。
一方で、得点数は5年間で429→373と減少傾向。投高打低の環境であるとはいえ、守備力・投手力は安定しているからこそ、打線の強化が課題です。
⚾データから見えたこと
・中日は毎年、理論値よりも実際の勝率の方が高い!
→ 特に2020年の+0.079はかなりの差。これは接戦の強さや投手陣の踏ん張りが数字に表れていると言えます。
・得点は5年連続で400点以下に落ち込み、2024年は373点
→ このままでは得点力不足は否めず、今後の打線強化が急務。
・失点は大きく増減せず、投手力・守備は比較的安定
→ 守りのチームカラーが出ている数字。
⚾ 試合の見方も変わる!
このデータを活用すると、試合を見るときの楽しみ方も広がります。
- 理論より勝っていれば「接戦に強い今のチーム」を楽しむ
- 理論より負けていれば「得点力改善で巻き返せるぞ!」とポジティブに応援
数字の裏側を知ることで、ただ勝ち負けを追うだけじゃない野球の楽しみ方もできるようになります。
まとめ
今回は中日ドラゴンズの2020〜2024年の成績をもとに、野球版ピタゴラスの定理で分析してみました。
- 中日は理論値よりも勝率が高く、接戦に強い傾向
- ただし得点力不足は大きな課題
- ピタゴラス勝率を活用すれば、シーズン中の状態チェックや未来予測にも使える
数字の目線でチームを眺めると、今後の試合やシーズンの楽しみ方も変わってきますよ!
データと数字を楽しむ野球の魅力、ぜひ体感してもらえたらうれしいです!