クラウド型データプラットフォームとして急速に普及しているSnowflake。
しかし初めてSnowflakeを知る人はSnowflakeは何に使うの? 普通のデータベースと何が違うの? どんな企業が使っているの?
と疑問に思うのではないでしょうか。
Snowflakeは単なるデータベースではなく、さまざまな用途で使えるデータプラットフォームです。
この記事ではSnowflake公式ドキュメントをベースに、代表的な4つのユースケースを図解でわかりやすく解説します。
※この記事はSnowflake完全ガイドシリーズの第3回です。
前回の記事を読みたい方はこちらからご覧ください。
Snowflakeの代表的なユースケース
Snowflakeの主な利用用途は次の4つです。
- データウェアハウス(DWH)
- データレイク
- データ共有
- AI/ML基盤
Snowflakeの特徴は、これらを1つのプラットフォームで実現できることです。
① データウェアハウス(DWH)
最も代表的な用途が データウェアハウス(DWH) です。
データウェアハウスとは、企業のデータを統合して分析する基盤です。
例えば、企業では販売データや顧客データ、アクセスログ、マーケティングデータなどのデータが存在しています。
これらのデータを1つのデータ基盤に集約し分析できるようにするのがDWHです。
SnowflakeがDWHに向いている理由
SnowflakeはDWH用途に特化して設計されています。
【特徴】
- 高速なSQL処理
- 並列処理
- 自動スケーリング
また、仮想ウェアハウス(Virtual Warehouse)という仕組みによって
- BI分析
- ETL処理
- データサイエンス
を独立して実行できます。
仮想ウェアハウスについて以下の記事で詳しくまとめていますので合わせてぜひご覧ください。
従来のDWHでは、性能調整やインデックス設計、インフラ管理が大変でした。
Snowflakeでは多くの処理が自動化されているため、運用負荷がかなり低いです。
② データレイク
Snowflakeは データレイク としても利用できます。
データレイクとは、構造化されていないデータを大量に保存する基盤です。
例えば、
- JSON
- CSV
- Parquet
- ログデータ
- IoTデータ
などをそのまま保存することができます。
半構造化データの扱い方
Snowflakeでは、VARIANT型というデータ型を利用してJSONなどの半構造化データを扱うことができます。
そのため、データレイク+データウェアハウスを組み合わせたLakehouse構成を作ることができます。
③ データ共有(Data Sharing)
Snowflakeの大きな特徴がデータ共有機能です。
通常、企業間でデータを共有する場合は
- CSVエクスポート
- ETL
- データコピー
などが必要になります。
しかし、Snowflakeではデータコピーなしで共有できます。
Secure Data Sharing
Snowflakeには、Secure Data Sharingという機能があります。
この機能によって企業AのデータをSnowflakeを介して企業Bに簡単にリアルタイムに共有することができます。
これがデータクラウドというSnowflakeのコンセプトです。
④ AI / ML基盤
Snowflakeは AI / 機械学習基盤としても利用されています。
AIや機械学習では、大量データを高速処理してデータ管理することが必要になります。
Snowflakeは、これらを効率的に実現できます。
Snowflakeと機械学習
Snowflakeでは、
- Snowpark
- Python
- MLツール
などと連携することができます。
例
Snowflake
↓
Python
↓
機械学習モデル
データを移動せず、分析できるのが大きなメリットです。
これにより需要予測や異常検知、顧客分析などに利用することができます。
Snowflakeの強み
ここまで紹介したユースケースの共通点は、データを一箇所に集めることです。
Snowflakeは1つのプラットフォームで様々なことを実現することができます。
これがSnowflakeの最大の特徴です。
Snowflakeの概要について以下の記事で詳しくまとめていますので合わせてご覧ください。
まとめ
Snowflakeの代表的なユースケースは次の4つです。
- データウェアハウス(DWH)
- データレイク
- データ共有
- AI/ML基盤
Snowflakeはデータ保存、データ共有、データ分析を統合したクラウドデータプラットフォームです。
次の記事
次の記事では Snowflakeのエディションの違い について解説します。
Snowflakeには用途やセキュリティ要件に応じて複数のエディションが用意されています。
- Snowflakeエディションの違い
- どのエディションを選ぶべきか
- Enterprise Edition以上で使える機能
などを 図解を使ってわかりやすく解説します。
Snowflakeを導入する際に重要なポイントなので、ぜひ続けて読んでみてください。



